「そうして虫はいなくなった」

朝日新聞(2014年12月4日付)の
同学習帳に関する見出しです。
ちょっとドキっとしますよね?
アガサ・クリスティーの推理小説「そして誰もいなくなった」
をもじったのでしょうか。
この見出しを見ただけで、これからお伝えするニュースを思い出した人は
いるかもしれません。
実は2012年から、ジャポニカ学習帳は昆虫を表紙にあしらったものがなくなり、
すべて花の写真に変わったのです。
子どもの頃、ジャポニカ学習帳を使って勉強していた人たちにとって、
カブトムシやチョウが表紙から消えていた!という話は、かなりショッキングでした。
しかも、朝日新聞によると、虫がいなくなったきっかけは
ショウノートに寄せられたこんな意見だったのです。
「娘が昆虫の写真がイヤで、怖くてノートを持てないと言っている」という親。
「表紙のチョウは、ガじゃないの?」と間違える若い教師。
親も教師も子どもも「虫は、気持ち悪い」と感じていて、
クレームが増えていたのです。
クレームそのものは、約20年前から少しずつあったそうです。
そこでショウワノートは、
多いときでジャポニカ学習帳の半分以上を占めていた昆虫の表紙を減らし、
12年に完全に花に切り替えました。
この内容について、
朝日新聞が「そして虫はいなくなった」という見出しで紹介したところ、
「確かに、あの昆虫のアップは気持ち悪い」
「いや、共存すべき生き物を気持ち悪いとはなにごとか」
と賛否両論が巻き起こりました。

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